糖尿病患者が中食を利用するとき
糖尿病と診断されると、管理栄養士からカロリー制限について、講習を受けます。
食品交換表を用いて、医師に指示された摂取カロリーの量を守りながら、バランスよく多種類の食品を取り入れなくてはなりません。
ところが、講習を受けている時はよく分かったつもりでいても、いざ帰宅して献立を考えるとなると、これが毎日の事ですから、たちまち行き詰まって単調なメューになってしまうものです。
ところで、「外食(がいしょく」」「中食(なかしょく)」「内食(うちしょく)」という言葉をご存知でしょうか。
外食はレストランなどで食事をする事ですね。
内食は食材を買って自宅で調理する、今までの食生活ですが、中食とは、出前や宅配も含みますが、出来合いの総菜を買って帰って自宅で食べる事をいいます。
家族がみな忙しくて、調理に時間をかけられない家庭が多くなってきているからでしょうか、中食利用者が最近急増しているのは総務庁の調査でも明らかです。
しかし、糖尿病患者の食事療法という面から見ると、中食はかなり問題があるようですね。
中食でよく利用されるフライの検査結果をみると、脂質で一日の目安量を摂取してしまい、塩分量も、手作りのフライよりも多いという結果が見られます(2006年国民生活センター調べ)。
市販のフライものは手作りものと比べて衣が厚く、衣は大量の油を吸うというのがその理由です。
また、栄養表示の問題もあります。
包装されている食品は熱量の表示が義務づけられていますが、中食の製品は包装されていないものが多く、表示がないのでカロリー計算が出来ません。
食べでがないのにカロリーだけは高いチョコレートなどの菓子類は、糖尿病患者には目の毒です。
このように、中食を利用しながら食事療法を徹底するのは中々困難な事ですが、加工食品を利用する時にはくれぐれも注意してくださいね。
カテゴリ: 糖尿病食について
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