カテゴリ: 糖尿病とは?基本的な疑問
糖尿病と歯周病の意外な関係
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態の事を言いますが、血管は全身にくまなく行き渡っているため、高血糖の血液が引き起こす障害は身体のどこの部分でも発生します。
毛細血管の障害でよく知られているのは網膜症、腎症、神経障害などですが、歯に影響が及ぶ場合もあります。
歯の病気として有名な歯周病は歯周病菌が原因で起り、歯周病菌はもともと誰でも持っているものなのですが、身体が健康で口腔内のケアが行き届いている時には発症しません。
糖尿病になると、白血球の機能が低下して歯周病菌に対する抵抗力が低下するだけでなく、唾液が少なくなるので口の中が乾燥し、唾液による自浄作用、抗菌作用などが低下します。
また、血液中のブドウ糖濃度が高くなるにつれて唾液中のブドウ糖濃度も上昇するので、歯垢(プラーク)が付着しやすくなります。
糖尿病になった人は、健康な人よりも一層口腔内のケアが必要になります。
・毎食後、必ず歯を磨きましょう。
力を入れて磨く必要はありませんが、歯ぐきと歯の境目は磨き残ししやすいので要注意です。
・歯と歯の間を掃除する時は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って汚れを落とします。
・歯に関する自覚症状がなくても、定期的に歯科医を受診するのは中高年の方には大事な事です。
歯石の除去は自分では出来ない事ですし、虫歯や歯周病のチェックも受けて、必要なら治療してもらいましょう。
歯は万病の元といいますね。
健全な食生活のためには健康な歯が欠かせません。
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平成20年4月からの特定健診・保健指導の受け止め方
あなたは健康診断を受けていますか?
会社員なら最低年一回定期検診があり、家庭の主婦でも自治体が実施する検診があるので、糖尿病に関する要注意信号を受け取るのは従来でも出来ましたが、注意を与えたあとはまったく本人任せだったため、放置する人が多かったのが実情です。
その点に関する反省と、生活習慣病における内蔵脂肪の関わり合いの最新知見を盛り込んだメタボ検診が、平成20年4月から始まりました。
これは、40歳から74歳までの健康保険加入者全員に、メタボリック・シンドローム(代謝異常症候群)を予防するための特別健康診断と、その後の保健指導を実施するものです。
メタボリック・シンドロームとは高血糖・高血圧・高脂血症の状態に内蔵脂肪型肥満が合併している状態をいい、それぞれの症状の危険度がさらに増す事が懸念されています。
その内蔵脂肪型肥満を簡単に把握するため、腹囲の寸法測定が追加されたのです。
メタボリック・シンドロームと診断された人に対し、専門家による保健指導を継続して行なう事が、従来の健康診断とは大きく違うところです。
厚生労働省では受診対象者の男性の二人に一人、女性の五人に一人はメタボリック・シンドロームの疑いが強い、もしくは予備軍であると予想しています。
お腹周りを測る事で生活習慣病の徴候を早くつかみ、症状が軽い間に保健指導で改善する事によって、将来の医療費増大を抑えたいのが国の思惑ですが、受診する私たちにとっても大きなメリットのある制度です。
検診と指導をきっかけに、健康的な生活を取り戻しましょう。
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糖尿病について勉強する場
糖尿病は昔は贅沢病と言われていましたが、今は糖尿病予備軍も含めて国民病といえるくらいに患者数が増えて、身近な病気になってきました。
糖尿病に対処するには極端な言い方をすれば、御馳走を食べ過ぎて糖尿病になったのだから、今後は質素な食生活にすればいいという意見は、それはそうなのですが、根本であるインスリンの働きの事などを理解すると、病に対する理解がより進んで闘病生活の手助けになります。
情報を得る場として、どういうところがあるのでしょうか。
ある程度以上の規模の病院には糖尿病患者のための教室や料理教室が設置されている事が多いようです。
通院している病院でそういう教室を開いている場合はそこに参加するのが一番楽で、色々な情報が手に入りやすいでしょう。
糖尿病教室は患者の家族が一番知りたい食生活上の悩みに答えてくれる場です。
食品交換表の見方、使い方や外食事の注意点、運動療法のやり方、内服薬やインスリンの知識などについて、幅広く教えてくれます。
料理教室では、実際に糖尿病食を作って家庭での献立の組み立て方を教わります。
地方自治体が開いている講座の中に、糖尿病だけでなく各種の病気に関する講座や勉強会が開かれる時があります。
ほとんどの場合、無料か格安の設定になっているようなので、公報などをチェックするか、直接行政に問い合わせてみるのも良いでしょう。
敵を知り、己を知らば百戦危うからずといいます。
いずれにしても、本人はもとより、家族みなが糖尿病に関して知識と情報を共有するのが大事な事ではないかと思われます。
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糖尿病でも旅行は楽しめます
糖尿病だからといって旅行することに制限は何もありません。
普段の日常生活上の注意を、旅行中もそのまま続けるだけです。
もちろん、それなりの注意事項はあります。
まず内服薬やインスリン注射一式は、絶対忘れないようにしましょう。
旅先では手に入りませんから、非常用として数日分の予備も用意するのをお勧めします。
飛行機内で投薬するタイミングになりそうな時は、忘れず手荷物として持ち込みます。
旅先で不測の事態になった時のために、低血糖対策としてブドウ糖も必ず持ち歩くようにしましょう。
非常用に、糖尿病患者である旨の注意書きを、お医者様に作ってもらって置けば安心でしょう。
出来れば、旅の同行者に自分が糖尿病患者である事を伝えておきます。
旅行ですから食事は普段とは違うのは当然なのですが、節度を守った食事を摂りたいですね。
旅行の前にお医者様と相談して、内服薬の量や注射するインスリンの量を調整出来るか聞いておくのも必要かもしれませんね。
宿泊先での食事で、病気などで制限のある人のために配慮してくれる旅館、ホテルが最近多くなっています。
高齢者、アレルギー体質、減塩食、糖尿病食などを提供してくれるようです。
また、糖尿病患者の集いなどで、医師が同行するツアーもありますし、飛行機の機内食もあらかじめ申し出ておけば、糖尿病食を出してくれるエアラインもあります。
心配な方はインターネットなどで情報を集めておくと安心ですね。
糖尿病でも旅行は楽しめますが、帰ってから血糖値のコントロールを乱さないよう気をつけてお出かけください。
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11月14日は世界糖尿病デー
「世界糖尿病デー」という日があるのをご存知でしょうか。
国連が2006年に「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を採択、可決して、11月14日を世界糖尿病デーと定めたのです。
ちなみに、この11月14日はインスリンの発見者であるフレデリック・バンティングの誕生日です。
世界糖尿病デーの11月14日には世界各地で糖尿病の予防・治療・療養の啓発運動が催され、国連や主要先進国で様々なイベントが開催されます。
日本では2007年11月14日に糖尿病の予防や治療についての啓発活動がマスコミで取り上げられ、その日は東京タワーや通天閣などが、世界糖尿病デーのシンボルカラーであるブルーにライトアップされました。
日本では糖尿病が原因の死者の数は年間約1万人、ちゃんと治療を受けている人は、糖尿病が疑われる人及び糖尿病予備軍のうち約15%、212万人しかいません。
全世界での糖尿病患者の数は世界の成人人口の約5〜6%となっており、10秒に一人が糖尿病の合併症で亡くなっています。
糖尿病は豊かな先進国の病気だと思いがちですが、実際は発展途上国において進行度が高くなっています。
食生活の変化で脂質を摂り過ぎたり、治療設備の不備があったりして、糖尿病が急増しているのです。
そういう国では、治療費が払えなくて満足な治療が受けられずに、合併症に苦しんでいるというのが実情です。
世界糖尿病デーはそういう現状を少しでも改善するために、糖尿病についての知識を広め、予防・治療の啓発運動を推進するためのシンボルデーなのです。
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糖尿病と介護保険
介護保険制度は、家庭で抱え込んでいた介護負担を、社会全体で負担し合おうという趣旨で2000年(平成12年)4月1日から施行された社会保険制度です。
仕組みとして、まず40歳以上の人全員が自動的に被保険者となり、保険料を負担します。
そして、年をとり介護が必要と認定されたとき、費用の一部(原則10%)を支払って介護サービスを利用します。
65歳以上は第一号被保険者、40歳〜64歳は第二号被保険者となり、第一号被保険者は、介護や支援が必要となったと認定された場合に介護保険のサービスを利用できます。
第二号被保険者は、特定の15種類の病気が原因で介護や支援が必要と認定された場合にのみ、サービスを利用できます。
糖尿病が原因とされる特定疾病は、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害などです。
この他には脳血管疾患(脳梗塞など)も特定疾病にあたります。
介護保険のサービスには、在宅でのサービスと、施設に入所してのサービスがあります。
在宅でのサービスには、ホームヘルパーの訪問介護、リハビリテーション、訪問入浴介護などがあります。
施設に入所してのサービスは、要介護と認定された人が利用でき、特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養病床などがあります。
介護保険のサービスを受けるには、利用者が介護を要する状態であることを認定される必要があります。
本人または家族が、該当する市町村へ要介護の認定を申請します。
認定が降りると、利用者は要介護度別に決められた限度額の範囲内で、希望するサービスを組み合わせて利用できます。
介護保険の申し込み窓口は、各地方自治体の介護保険課や、地域包括支援センターなどです。
介護保険の事を知っておくのは大切な事ですが、お世話にならないつもりで規則正しい生活を送るようにしましょう。
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家族が糖尿病と診断された時の心構え
生活習慣からくる2型糖尿病に関しては、情報が世間にあふれています。
もし自分自身が肥満体型だったら、普段の食生活を振り返って何となく糖尿病に対する恐れは持っているでしょうが、医師からはっきり診断を下されるとそれなりのショックはあるでしょう。
でも大事なのは、病気に対する正しい知識を持つ事です。
それに、治療の難しいウイルスに取り付かれる事に比べると、やらなければならない事ははっきりしているので、まだましだと考えられるのではないでしょうか。
医師が糖尿病と診断すると、配偶者あるいは家族の誰かも一緒に来てもらって説明をするケースが多いようです。
食事療法にしても運動療法にしても、家族ぐるみで取り組んでもらわないと、効果が上がらないのが分かっているからです。
食事療法で使用する食品交換表の使い方や、効果的な運動療法のやり方、低血糖時の対処法など、勉強しなければいけない事はたくさんあります。
ただ、医師がすべて説明するのは無理なので、病院が主宰する糖尿病教室などに夫婦で参加するなどして、情報を入手するのがいいでしょう。
また、糖尿病食は食材の制限はない食事なので、見方を変えればヘルシーな健康食です。
家族全員の健康を目指すには、かえって好都合だというくらいの気持ちで取り組めば、食生活を見直す良い機会といえます。
また別に心配な状況として、糖尿病の家族が離れて暮らさなければいけない時は、ヘルパーを派遣したり、訪問介護、地域の民生委員さん、近所の人の見守り活動など、色々に組み合わせて工夫してみましょう。
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思いがけない妊娠糖尿病
女性が妊娠の確定診断を受けると生活が一変するようですね。
何事もお腹の赤ちゃんを無事に産む事が最優先事項になります。
頑張って食べるという事もその中の一つですが、二人分要るのだからというのが大義名分になってしまっていませんか。
過ぎたるは及ばざるが如しといいます。
普段控えているスイーツをうっかり食べ過ぎると、どうかすると妊娠糖尿病になってしまいます。
妊娠糖尿病とは、それまで糖尿病には縁のなかった人が、妊娠を契機に血糖値が上がってしまった状態を指していいます。
本来、妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンにより、膵臓から分泌されるインスリンの効き目が弱くなります。
その分、膵臓は頑張ってインスリンを多量に分泌しようとするのですが、まれに分泌量が不足する人があり、そんな時に甘いものを普段より余計に食べていると、インスリンの調節能力不足で、血糖値が上がってしまうのです。
血糖値が高いまま妊娠に臨んだ時のリスクとして、巨大児(4000kg以上)の出産や難産、あるいは出産後そのまま糖尿病になってしまう、などが考えられます。
このリスクに対処するには、やはりバランスのとれた食生活という事に尽きるのではないでしょうか。
つわりを過ぎてから食欲が出てくる人もいますが、同じ事で、ファストフードや加工食品は避けるべきだと思われます。
また、血糖値を下げるのには、運動もとても効果的です。
昔と違って、妊娠中でも出来るだけ動いた方が赤ちゃんのためにもいいという考え方が浸透していますから、特別な運動療法は不要ですが、ストレスをためる事がないよう、気を付けて下さい。
また、妊娠前の各種検査のときも、糖尿病のチェックを忘れずに医師に依頼しておいた方がいいですね。
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糖尿病の基本
昔、水洗便所ではなくて、どの家も汲み取り式のトイレだった頃、糖尿病患者の第一発見者は肥え汲み職人だったといいます。
作業中に、ふとかすかな甘い匂いに気付いて家の人に教えてあげると、医師の診察により、糖尿病だと判明するわけです。
便壷からの甘い匂い、すなわち尿に糖が混じりだすわけです。
この場合の糖とはブドウ糖の事で、血液中のブドウ糖の量は膵臓から分泌されるインスリンにより調整されているのですが、何らかの理由により調整がうまく行かず、血液中のブドウ糖の濃度が高くなる症状を糖尿病といいます。
糖尿病患者の数は、2002年の糖尿病実態調査では糖尿が強く疑われる人が約740万人、その可能性が否定出来ない人は約880万人と、合計1620万人もいますが、これは1997年の調査時よりも、250万人も増加している事になります。
糖尿病には二種類あります。
生活習慣とは関係なく先天的にインスリンの効果が発揮出来ない1型と、生活習慣によりインスリンの効果が衰えてしまった2型の二つですが、糖尿病患者のほとんどは生活習慣が原因の2型です。
2型糖尿病の原因は、遺伝の要素もありますが、主として食べ過ぎ・飲み過ぎ・肥満・運動不足・ストレスなどです。
2型糖尿病の治療はまず食事療法と運動療法を行い、それで血糖値の管理がうまく出来ない場合は内服薬あるいはインスリン注射を行ないます。
食事療法は、標準体重を目標に設定された糖尿病食事指示表が、医師あるいは栄養管理栄養士から示されるので、それに基づいてバランスのとれた食生活を送るようにします。
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